レシピコラム 2025.08.29
メイン材料2つ!「薬味たっぷり豚肉オクラ炒め丼」|長谷川あかりさんの“できた”を味わうおまもりレシピvol.1

「料理は好きなのに、作る時間が取れない」「コンビニやスーパーのお惣菜は便利だけど、できれば自分で作ったごはんを食べたい」――そんなモヤモヤはたまっていませんか?
そんな方々の希望となっているのが、料理家で管理栄養士の長谷川あかりさんのレシピ。
長谷川さんのレシピは、最小限の材料とシンプルな工程なのに、食材のしみじみとしたおいしさを味わえるもので、「忙しくても作れる!」とSNSでも大人気です。
今月からスタートする新連載「“できた”を味わうおまもりレシピ」では、「忙しい日々のなかでも自分でおいしいごはんを作れた」という小さな自信につながる、まるで「おまもり」のような長谷川さんのレシピを紹介。
また、素材や製法にこだわり「つくりたての美味しさ」を追求したアマノフーズのフリーズドライ商品をプラスして、忙しい日々を過ごすみなさんの支えになるような食卓をご提案します。
今月ご紹介するのは、「薬味たっぷり豚肉オクラ炒め丼」。
この時期、暑い日が続いて食欲が減退しがち。そんな時でも “食べ疲れしない”というこのレシピは、豚肉の香ばしさと爽やかな薬味が食欲をそそる、夏の定番にしたくなる一品です。
長谷川さんの考える忙しい日々のなかでの食との向き合い方

おいしさだけでなく、いたわりも感じる長谷川さんのレシピ。SNSで発信されている「#限界丁寧ごはん」には、「疲れていても長谷川さんのレシピなら作れたしおいしくできた」という声が集まっています。
——長谷川さんご自身は、疲れている時の食事で工夫していることや、気をつけていることはありますか?

長谷川さん:
「正直、料理や食事に気が回らないこともたくさんありますが、そのなかでも常に“自分が何を食べたいか”を意識するようにしています。
それが、今の体の状態を知ることに繋がり、健やかな食生活を送る鍵になると考えています。
例えば『今日は丼とおみそ汁を食べたい』と感じているのに、忙しさから、とりあえずの一食でぱぱっと食事を済ませてしまうと、お腹はいっぱいでも、満たされない感情が残ります。
そのようなミスマッチがじわじわと積み重なっていくことで、心身のバランスが崩れていく気がするんです。
私は、お気に入りのレシピ本や食のエッセイを見たり、気になる飲食店をインターネットで調べたりしながら、食べたいものを考えます。新しい料理の発見になりますし、自分の本当に食べたいものを知るきっかけになるのでおすすめですよ」
夏野菜をおいしく味わうコツは? 長谷川さんが取り入れる夏の食生活の工夫
暑い日が続くと、どうしても食欲が落ちてしまいがち。いつもより食事に気をつけたいこの季節、長谷川さんは料理でどんな工夫をしているのか伺いました。

長谷川さん:
「家で仕事をすることが多いので、エアコンの影響で内臓が冷えてしまっているな…と感じることがよくあるんです。
なので、冷たいものばかりではなく、温かい汁物などを意図的に取るようにしています。
暑い季節こそ温かい汁物を添えるだけで、体の調子が整いやすくなると思います。フリーズドライのおみそ汁は手軽に用意できるので、私もよく利用しています」
「体をいたわる」という視点からも、夏の食事作りには小さな工夫が大切。そこで長谷川さんが今回提案してくれたのが、「薬味たっぷり豚肉オクラ炒め丼」です。

長谷川さん:
「夏は食欲が落ちて、エネルギー量をしっかり確保するのが難しい方も多いと思います。そこで今回は、ごはん・肉・野菜をひと皿でバランスよく取れるような丼を考えました。
コクのある豚バラ肉を使うことで食べ応えがありつつも、旬のオクラと薬味で爽やかさをプラスしてくれます。
私はよく“野菜のA面(定番の食べ方)・B面(ちょっと意外な食べ方)”と表現するのですが、このレシピではオクラの“B面”を楽しめます。
茹でて刻むことが多いオクラですが、大きく切って加熱することで、ほくっとしたオクラの香りがたってとてもおいしいんですよ。その意外な一面をぜひ味わってみてください」
メイン材料2つで作れる! 「薬味たっぷり豚肉オクラ炒め丼」の作り方

「薬味たっぷり豚肉オクラ炒め丼」レシピ
- 材料(2人分)

・豚バラ肉(薄切り)…160g
・オクラ…1袋(約100g)※7〜8本が目安
・ごはん…2人分
・こめ油…小さじ1
※サラダ油など、クセのない油でも代用可
・塩…小さじ1/3
<豚肉の下味用>
・塩…ひとつまみ
・片栗粉…小さじ2
<A>
※合わせておく
・水…大さじ1
・酒…大さじ1
・酢…大さじ1
<トッピング>
・しょうが…1かけ
・大葉…5枚
・(お好みで)ポン酢しょうゆ…適量
15分
作り方

トッピングのしょうがと大葉を千切りにする。

POINT
■余裕がある人はチャレンジ! さらにおいしくするテクニック
水を張ったボウルの中に入れると、しょうがと大葉が自然に混ざります。キッチンペーパーで水気を切り、指で空気を含むようにつまんで何度か持ち上げると、ふんわり美しく盛り付けられます。


オクラは斜め2~3等分に切る。豚バラ肉は3~4cm幅に切り、塩を振って片栗粉をまぶす。
豚バラ肉は片栗粉をまぶすことで、炒めた時に出る野菜の水分を適度に吸収してくれます。そのため、水っぽくならずにつるんとした食べやすい食感に仕上がります。
POINT
■さらにおいしくするテクニック
オクラは塩ひとつまみ(分量外)で板ずりをし、水で洗い流し、ヘタの硬い部分を切り落としてガクを取る下処理をすると、舌触りがよくなります。


フライパンにこめ油を引いて中火で熱し、豚バラ肉を加え火が通るまで炒める。オクラと<A>を加えてフタをし、強めの中火で1分半~2分ほど蒸し焼きにする。

フタを開けて水分が飛ぶまでさらに炒める。火を止め、塩で味を整える。

器にごはんを盛り付け、[4]をのせる。[1]をトッピングしたらできあがり。
POINT
■さらにおいしくするテクニック
お好みでポン酢しょうゆを少しだけかけて味変すると、違ったおいしさが味わえます。

ほのかなお酢の酸味と豚バラ肉のコク、しょうがと大葉の爽やかさが好相性! 大ぶりにカットしたオクラも食べ応えがあり、箸が進む一品です。
このレシピに合わせるアマノフーズのフリーズドライ食品として長谷川さんが選んだのは「いつものおみそ汁 香り山椒」。なすとほうれん草の素朴な具材に、華やかな山椒の香りが重なり、丼の味わいを引き立ててくれるおみそ汁です。

※写真はイメージです。

長谷川さん:
「この丼には山椒の粉をトッピングしてもきっとおいしいだろうと思っていたので、まさに山椒の香るおみそ汁はベストマッチ。
また、フリーズドライされているとは思えない、じゅわっとした食感のなすのおいしさに驚きました! 具材もごろっと入っていて『手づくり感』があるので、ちゃんとしたごはんを食べた気持ちになれるんですよね」
さらに、自分のためだけではない料理や食事を楽しむための工夫を伺いました。
——一緒に食事をする人がいると、自分の気持ちだけでは食事を決めにくい場面もあると思いますが、どうするのがいいでしょうか。

長谷川さん:
「食卓を囲む全員の“食べたいもの”を、作り手がすべて満たさなくてもいいと思っています。
例えば、料理をするにしても120%の品を出そうと思わないこと。食べる時に、ごま油や出汁しょうゆといった調味料を卓上に置いておいて、家族が味を自分好みに調整できる余白を残しておく。
すると、食べる側も料理に参加できて、会話も生まれますし、作る側も少し気が楽になると思います。全部を背負いすぎないことが大切ですね」
***
簡単な工程でも、素材の旨みを引き出す調理法で、さらに味わい深い一品に。
作ると楽しく、食べて大満足の長谷川さんのレシピはきっと、健やかな食事を実現するおまもりになってくれるはずです。
次回は、食欲の秋にぴったりな「秋のヘルシーごはんレシピ」をご紹介します。お楽しみに!
文:田窪綾
写真:杉保毅留
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※ランキングは2022年12月~2023年11月の弊社流通出荷実績です。





