レシピコラム 2025.09.09
子どものお手伝いデビューに。野菜嫌いも克服? 「炊飯器で作る野菜とウインナーのピラフ」|【お悩み解決めしvol.20】

日々自分のため、家族のために行う料理。
「毎日献立作りに頭を抱えている…」
きっと皆さんもそれぞれ料理に関する悩みをお持ちなのではないでしょうか?
そんなお悩みに料理家の橋本彩さんが向き合い、レシピという形で解決方法をご提案するコラム「お悩み解決めし」。
第20回は、アマノフーズの公式Instagramに寄せていただいたコメントの中から「子どもがごはんに興味を持たず、食べ物の好き嫌いが多い」というお悩みにお答えします。
3児の母である橋本さんも、お子さんの好き嫌いに悩んだ時期があったそうですが、気にしすぎないマインドとお子さんに料理のお手伝いをしてもらうことで乗り越えたそう。
今回は、そんな経験を通じてできた、お子さんのお手伝いデビューにぴったりな「炊飯器で作る野菜とウインナーのピラフ」のレシピを、これまでの体験を交えて教えていただきました!
「全部食べる」よりも「楽しく食べる」。子どもの好き嫌いへの向き合い方は?

今回のお悩みはこちら。
「子どもがごはんに興味を持たず、お菓子ばかりを食べたがります。初めて出す食材も食わず嫌いでなかなか食べてくれません」
子どもは味覚が敏感なだけでなく、見た目の印象で拒絶してしまうことも少なくありません。
橋本さんは、野菜の刻み方や食感を工夫することで、子どもが「食べやすい」と感じられるように、調理方法を工夫しているそうです。
――子どもが「食べやすい」と感じられる、調理のポイントを教えてください。

橋本さん:
「わが家の子どもたちも、好き嫌いや食べムラがあります。特に野菜は、小さく刻んだり、柔らかくなるまで火を通すようにしたりしてシャキシャキした“野菜っぽい食感”をなくすように心がけています。
子どもに敬遠されがちなピーマンも、クタクタになるまで煮たり蒸したりすると、苦味が抑えられて食べやすくなるのでおすすめですよ。
ただ、子どもの好き嫌いは、年齢や時期よっても変化するので、気にしすぎないようにしています。例えば、『オクラは食べられないけど、ブロッコリーは食べているからまあいいか』と、ゆるやかに受け止めるようにしています。
というのも、ごはん作りが続くなかで、家族に料理を出すこと自体を嫌いになりたくないと思っています。
野菜を食べてほしいという一心で時間をかけて作った料理を、子どもが食べてくれなかった時のショックが重なると、毎日の料理さえも辛くなってしまう。それは、作る側にとっても子どもにとっても『良い食事』とは言えなくなってしまうと思うんです。
だからこそ、子どもの成長の過程でおいしさに気づくタイミングを気長に待とうと思うようになりました。
それからは、料理で食感や味を工夫しつつも、食事のときは『一口食べてみて、苦手なら残してもいいよ』と伝え、楽しく食べることを大切にしています」
――まずは食事を楽しむことを重視しているのですね。橋本さんのお子さんはよく料理を手伝ってくれると伺っていますが、いつ頃から一緒に料理をするようになったのでしょうか?

橋本さん:
「長女が3歳くらいになった時、おままごとの延長で料理に興味を持ち始め、自分から『お手伝いしたい!』と言うようになりました。
おみそ汁に入れるみそをおたまで溶いたり、子ども用の包丁で柔らかい豆腐を切ったりするなど、簡単にできることから手伝ってもらっています」
――お子さんが料理を手伝うようになって、どのような変化を感じていますか?

橋本さん:
「子どもたちは手伝いを通して、普段食べない野菜にも興味を持つようになりましたし、任されることで得られる喜びや達成感を感じることもできていると思います。また、親から『ありがとう』と言ってもらえることで、自己肯定感の向上にもつながっているのではないでしょうか。
実際に、長女は料理を手伝うようになってから、癇癪を起こしにくくなり好き嫌いも減っていきました。料理で『やってみたい!』と『できた!』の体験を繰り返すことで、心の成長も感じます。
私自身、子どもと一緒に料理の時間を共有できることは嬉しいです。子どものペースで進めなければいけないため、時間がかかってしまったり、キッチンが散らかったりもして大変なこともありますが、『仕方がない』という割り切りが重要!
親も無理せずできる環境と気持ちを用意して、子どもたちとの時間を楽しんでいます」

お子さんの「食」への興味を掻き立てるための第一歩として、お手伝いデビューにおすすめなレシピを教えていただきました。今回のレシピのポイントは?

橋本さん:
「火を使わずに調理できるレシピを考えました。子どもが参加しやすく、親の負担も多くならないよう、具材を刻んで調味料と一緒に炊飯器に入れるというシンプルな工程に。油ハネもないので、もし散らかったとしても片付けやすいと思います。
例え子どもが具材を大きく切ったとしても、炊飯器で炊けば野菜は柔らかくなりますし、シンプルな味付けにして簡単かつ食べやすいようにしました。
また、生肉を使用しないので、衛生面でも安心ですよ」
・火を使わずに完結
・具材を刻んで炊飯器で炊くだけ
・シンプルな味付けなので手間いらず
今回は橋本さんのお子さんも参加! それでは、さっそく作っていきましょう。
※お子さんと一緒に料理する際は、常にそばで見守りながら、安全に配慮して進めてください。
お手伝いデビューにもぴったり! 「炊飯器で作る野菜とウインナーのピラフ」

「炊飯器で作る野菜とウインナーのピラフ」のレシピ
- 材料(3人分)

・米…2合
・玉ねぎ…1/2個
・にんじん…1/3本
・ピーマン…大1個(中サイズのものなら2個)
・トマト…1個
・ウインナー…5〜6本
・バター…10g
・粉チーズ…お好みで適量
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・コンソメ…小さじ1と1/2
・塩…小さじ2/3
・コショウ…少々
・料理酒…大さじ1
約20分 ※炊飯時間・蒸らす時間は除く (炊飯器の種類や子どもの手伝い具合によって前後します)
作り方


玉ねぎとにんじん、ピーマンは粗みじん切りに、ウインナーは輪切りにする。
POINT
大きい具材は子どもが扱いやすいサイズに、事前に切っておきましょう。

トマトのヘタを取り、おしりに十字の切り込みを入れておく。
POINT
トマトに切り込みを入れておくことで、炊飯後に皮がむけやすくなります。


米を研いで炊飯器の内釜に入れ、Aの調味料とトマトをのせたあと、2合のメモリまで水を注ぐ。
![[1]の具材とバターを入れ、炊飯する。](https://www.amanofoods.jp/wp-content/upload/2025/09/hashimoto_2509_01_09.jpg)
![[1]の具材とバターを入れ、炊飯する。](https://www.amanofoods.jp/wp-content/upload/2025/09/hashimoto_2509_01_10.jpg)
[1]の具材とバターを入れ、炊飯する。

炊き上がったら仕上げに全体を混ぜ、トマトの皮が気になれば取り除く。
POINT
炊飯後は内釜が熱くなっているため、仕上げは大人が行いましょう。

再度フタをして10分ほど蒸らしてから器に盛り付ける。お好みで粉チーズをかけてできあがり!
POINT
炊き込みごはんは、具材が入るため炊きムラが発生しやすいですが、混ぜてから蒸らすことで全体に具材の旨みが馴染みます。
バターの香りが食欲をそそるピラフができあがりました! 彩りと香りの良い食材を使ったレシピで、子どもの「食べてみたい」という好奇心を刺激してくれるはず。
また、細かく刻んだピーマンもしっかり加熱されているので、独特の香りや苦味は抑えられています。子どもが好きなウインナーも入っていて食べやすい味わいです。
ボリュームアップさせたい場合は、スクランブルエッグをのせてオムライス風に仕上げても◎。
橋本さんのお子さんも、とても楽しそうにお手伝いをしてくれて、親子のコミュニケーションの時間にもなっていました。

※写真はイメージです。
今回は、アマノフーズのフリーズドライ食品「Theうまみ たまごスープ」を添えました。

橋本さん:
「バターが香るピラフと卵の甘みが相性抜群です! ふわふわの卵がたっぷり入っていて贅沢。ピラフは1品でも満足ですが、スープを添えるとお腹の満足度がグッと上がりますね。鶏だしのやさしい味わいで、子どもも食べやすい味です。
ちなみに、フリーズドライブロックにお湯を注いで軽くかき混ぜるだけで、ふわふわ卵のスープができあがるという変化は、子どもにとってはまるで手品のよう! 大人がかき混ぜる様子をそばで見てもらうのも面白い発見になるのではないでしょうか」

最後に、橋本さんが料理以外の面で、子どもが食と向き合えるように意識していることを伺いました。

橋本さん:
「食事中には、その時の料理の話をするように心がけています。
食卓に出された料理をなんとなく食べるだけだと、食に対しての興味や関心も薄れていくと思うので、『この料理にはどんな具材が入っているか』、『どのように作っているか』などを簡単に説明しています。
あとは、スーパーに買い物に行った時に、旬の野菜について話したり、野菜の選び方のコツを教えて、子どもに選んでもらったりすることもあります。
実際に、子どもも興味を持って話を聞いてくれるので食への関心を持つきっかけになるのではないかと思っています。
忙しいタイミングで一緒に作ると、どうしても心の余裕がなくなってしまうと思います。
無理をするのではなく、なんだか今日は余裕がありそうだなくらいの気持ちが芽生えた時に作っていただいて、お子さんとの楽しい時間になれば嬉しいです」
次回の「お悩み解決めし」もお楽しみに!
過去のレシピはこちら▼
写真|佐藤 侑治
文|佐藤 有香
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